人形劇はどんどん自由に、どんどん多様になっています。人形造形の主流はもはや人型や動物型ではなく、木や布や氷のひとかけらだったりします。扱う主題の上でも、昔ながらの童話やドタバタ喜劇だけではなく、政治的・社会的・環境的課題に対して応答責任を果たそうとする作品が大勢を占めるようになりました。
舞台芸術全体を見わたせば、人形劇とその他のジャンルの境界はあいまいさを増しているように思えます。とはいえ、長い長い人形劇の歴史が培ってきた、独自の技術や方法論を捨て去ってよいわけがありません。
人形劇はこの先、どこを向いて進んでいくのでしょうか?人形劇にとって、めざすべき「新しさ」はどのようなものでしょうか?
その問題を考えるために、今回は現代人形劇の多様性を知る3名の人形劇人が、最近見た中で「これは新しい!」と感じた人形劇作品を、3つずつ紹介します。具体的な作品に即しながら、現代人形劇がめざす「新しさ」と、その背景となる人形劇の歴史について考える時間にしたいと思います。
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ひまわりホールアートラボ特別講座 ドイツ・チェコ・日本の人形劇人と考える「新しい」人形劇
損害保険ジャパン株式会社
モノ/ヒトガタ/カラダ/アートを学ぶ舞台人のためのラボ「ひまわりホールアートラボ」。その特別講義を、人形劇の本場で活躍する方々をお迎えして行います。
■日時:2023年1月6日(金)19:00-21:00
■会場:損保ジャパン人形劇場ひまわりホール
(名古屋市中区丸の内3-22-21 損保ジャパン名古屋ビル19F)
■参加費:1000 円
■パネリスト:
Mascha Erbelding(ドイツ)(リモート参加)
Jakub Hora(チェコ)
山口遥子(日本)
■予約申込:
https://aichi-puppet.net/ask_reserve/ticket_reservation/ticket_artlab_sp202301/