写真が社会に広まっていった明治期に活躍した写真師、小川一眞(1860~1929年)は、写真製版によってたくさんの印刷物を製作、出版しました。写真製版とは、写真技術を応用して、ネガとポジの原理を基に印刷の版をつくる方法です。日本では明治時代から始まり、印刷会社の製版現場で用いられ続けました。テレビもラジオもなかった明治時代のメディアといえば、新聞、雑誌、書籍などが中心であり、とりわけ写真が入った印刷物は大きな役割を果たしました。
本展覧会では、小川一眞が導入した2つの写真製版技術、コロタイプ印刷と網目版印刷で製作した印刷物を中心に、約100点の資料を紹介します。
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明治のメディア王 小川一眞と写真製版
TOPPANホールディングス株式会社/印刷博物館
明治期に活躍した写真師、小川一眞が導入した写真製版技術を紹介します。
■会期:2023年11月18日(土)~ 2024年2月12日(月)
■会場:印刷博物館 地下1階展示室
■開館時間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
■休館日:毎週月曜日(ただし1月8日、2月12日は開館)、12月29日~1月3日、9日
■入場料:一般500円、学生300円、高校生200円
※20名以上の団体は各50円引き
※70歳以上の方は無料
※障がい者手帳等をお持ちの方、および付き添いの方は無料
■主催:TOPPANホールディングス株式会社 印刷博物館
■特別協力:東京都江戸東京博物館