「エマージェンシーズ!」は、新進アーティストやクリエイターの最新作品やプロジェクトなどを紹介するコーナーです。
この作品は、旧ソ連の宇宙飛行士セルゲイ・クリカレフ(クリカリョフ)が、ミール宇宙ステーション滞在中に起きたソ連の崩壊により、一年近く宇宙に取り残されてしまったという実話にもとづいて制作された、ラジオ番組を模したステレオドラマをベースにした映像インスタレーションです。
作品は、帰るべき故郷が失われたクリカレフを「居場所を失う者」として描くとともに、その後、役目を終えたミール宇宙ステーションが落下する、人工衛星の墓場となっている海域「ポイント・ネモ(到達不能極)」を、居場所を失った人々の意識が集まる精神の「ポイント・ネモ」として描き出し、この世界において、なぜ人が居場所を失わなければならないような事態が続いてしまうのかを問いかけています。
■展示期間:2024年9月10日(火)~ 11月10日(日)
■会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
■開館時間:11:00-18:00(入館は閉館の30分前まで)
■休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌日)
■入場料:「ICC アニュアル 2024 とても近い遠さ」展入場料に含まれます。
一般 500円(400円)、大学生 400円(300円)、
高校生以下と65歳以上の方は無料/ICC年間パスポート:1,500円
*( )内は15名様以上の団体料金
東日本電信電話株式会社の「NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]の文化・芸術に関する活動」は、全国各地で行われる、芸術文化を通じて豊かな社会づくりに参加する“企業メセナ”を顕在化し、その社会的意義や存在感を示すことを目的とした企業メセナ活動を認定する制度「This is Mecenat」に認定されています。