大阪フィルハーモニー交響楽団とホールが手を組み、「響きと空間に適したモーツァルト演奏」に重点をおいたシリーズを企画しました。「モーツァルト時代のオーケストラ作品は、室内楽的アプローチで創り上げるべきである」という信念のもと、プログラムを組み、演奏を披露します。
この考えに賛同し今回から指揮を担当するのは、楽団からの信頼が厚い下野竜也です。ピアノ協奏曲をメインに、ディヴェルティメント2曲と人気交響曲という、モーツァルトのオーケストラ作品の魅力を立体的に魅せるプログラムは、指揮者によって組み立てられました。「室内楽的な大フィル・サウンド」をどのように引き出してくれるか、期待が膨らみます。
そして、ピアノ協奏曲では、近年のピアノ人気の火付け役のひとり、務川慧悟が登場します。色彩豊かな音色と、緻密な作品解釈に裏付けられた演奏で高い評価を獲得しています。モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも特別な存在である人気作品第20番は、務川にとって今回が初挑戦となり、この機会にチャレンジしてみたいと望んだ選曲です。
住友生命いずみホールに鳴り響く、芳醇なモーツァルトをお楽しみください。
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公演前日に「青少年のためのリハーサル見学会」を実施いたします。詳しくはホームページをご覧ください。