エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社(以下:ACA)が運営するオルタナティヴ・スペース【WALL_alternative】では、2025年11月8日(土)まで、昨年開催されたアートアワード「Currents Art Award 2024」の受賞者3名(中村直人、草野絵美、松田将英)によるグループ展「Perspectives from Currents Art Award 2024」を開催中です。
「Currents Art Award 2024」は、挑戦的な企画や実現が困難とされる表現に光を当て、アーティストの新たな創造を支援することを目的に設立されたアートアワードです。未来に向けた新たな潮流(Currents)を生み出す可能性を持つアーティストを対象に、昨年初開催され、400組を超える応募が集まりました。二次審査ではプレゼンテーション形式を採用し、9名のレビュワーによる選考を経て、中村直人、草野絵美、松田将英の3名が受賞者として選出されました。
本展「Perspectives from Currents Art Award 2024」は、その3名によるグループ展です。
最優秀賞を受賞した中村直人は、身体と記憶の交差をテーマに、空間全体を彫刻的に再構成します。これまでに制作したさまざまな作品群をWALL_alternativeの空間にあわせて再構成し、最大2メートルを超える大型作品も含めて展示。場と身体の関係性を浮かび上がらせるとともに、物語性を湛えた立体的な空間体験を創出します。
AIを用いて、ノスタルジア、ポップカルチャー、そして集合的な記憶をテーマに制作を行うアーティスト・草野絵美は、東京のストリートファッションを再考する代表作「Neural Fad」シリーズより、旧作と本展のために制作された新作を組み合わせたインスタレーションを展開します。
松田将英は、テクノロジーと社会との関係性に対して、独自のユーモアと批評性を込めて介入する作品を制作しています。代表作「The Laughing Man」シリーズに加え、ハッシュタグの投稿数によって価格が変動する「Portrait」シリーズ、新月をモチーフにした「#newmoon」などを展示。社会構造やネットワークの中で揺れ動くアートの価値と視点を多層的に提示します。
来年、hakari contemporaryで開催予定のそれぞれの個展へとつながるプレリュードとして、3名のアーティストそれぞれの個性と表現の核に焦点を当て、鑑賞者が作品世界に深く没入できる展示を目指します。
また、会期中に併設されるバーでは、本展に合わせて全国各地のワイナリーからセレクトされた全10種のワインをご提供予定です。日本各地を旅するように、土地ごとの個性が宿る味わいとともに、展示空間とのマリアージュをお楽しみいただけます。
ぜひこの機会にご来場ください。
なお、本展は10月10日(金)〜13日(月・祝)に開催される「MEET YOUR ART FESTIVAL 2025」の連携会場のひとつとなっております。
フェスティバルの入場チケットをご提示いただいた方には、ドリンクを1杯無料でご提供いたします。