フランス南西部の港湾都市ボルドーで生まれたマルケは、パリで盟友アンリ・マティスと出会い、仲間たちとともに純粋色と自由な筆触を用いた「フォーヴィスム(野獣派)」と呼ばれる作風を展開していきます。しかし、終始、観察に基づいて描く態度を崩すことはなく、「マルケのグリ(灰色)」と呼ばれた独特な灰色の使い方をはじめ、ニュアンスに富んだ中間色のトーンの対比によって、風景画を描くようになります。
彼はパリの自宅から眺めたセーヌ、南仏やアルジェなど旅先で出会った水辺の情景を愛し、時間や天候を変えて同じ場所を繰り返し描きました。高所から俯瞰する角度で水辺と建物が織りなす風景を見つめ、それらを単純化した色面で構成し、風景の本質的な構造を浮き彫りにしたのです。また、人々や車、船といった都市生活のモティーフを軽やかに描き、そのわずかな筆致で真髄を捉える描写力には、日本美術の影響も指摘され、マティスから「我らの北斎」と称えられました。
本展は、日本におけるマルケの35年ぶりの回顧展です。初期から晩年に至る画風の変遷をたどるとともに、水辺の情景などいくつかの重要なモティーフやテーマに焦点を当てます。さらには晩年のポン=ヌフ連作の特異な魅力を浮き彫りにします。作家ゆかりの重要なパブリックコレクション、日本の主要美術館、日仏の個人所蔵家から厳選された作品約90点が一堂に会します。
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開館50周年記念 アルベール・マルケ展
SOMPOホールディングス株式会社/公益財団法人 SOMPO美術財団
国内では35年ぶりとなる本格的なマルケ展
■開催日:2026年9月22日(火・休)~12月13日(日)
月曜日休館(ただし10月12日、11月23日は開館)、9月24日、10月13日、11月24日
10:00-18:00(金曜日は20:00まで) ※最終入場は閉館30分前まで
■場 所:SOMPO美術館(東京・新宿)
■観覧料:一般(26歳以上) 2,000円、25歳以下 1,200円、高校生以下無料
※購入方法等詳細は美術館ホームページをご確認ください。
公式電子チケット「アソビュー!」
販売期間:2026年8月21日(金)10:00~12月13日(日)17:00
https://evt.asoview.com/albertmarquet-tokyo
SOMPOホールディングス株式会社の「SOMPO美術館(公益財団法人 SOMPO美術財団)」は、全国各地で行われる、芸術文化を通じて豊かな社会づくりに参加する“企業メセナ”を顕在化し、その社会的意義や存在感を示すことを目的とした企業メセナ活動を認定する制度「This is Mecenat」に認定されています。







