Studio SpassとTeam Thursdayは、オランダ第二の都市ロッテルダムを拠点とするグラフィックデザインスタジオです。タイポグラフィを軸に、ヴィジュアルアイデンティティ・出版物・空間オブジェクトへと領域を広げながら、素材やスケールへの好奇心と実験精神を持ち続けてきました。
コンセプチュアルでストイックにみられるダッチデザインのなかで、遊び心に満ちた彼・彼女らの作品は”もうひとつのダッチデザイン”の流れを示しています。
ロッテルダムは世界屈指の貿易港であると同時に、第二次世界大戦の爆撃による壊滅から再建された都市でもあります。焼け野原から生まれたその街にはOMAやMVRDVをはじめとする現代建築の設計事務所が拠点を置き、建築と都市空間への意識が日常に根付いています。両スタジオの仕事に、グラフィックが空間やオブジェクトへと展開していく傾向があるのは、そうした土壌と関係があるかもしれません。
「Superplay」は、紙のサイズを超えて空間へと展開するグラフィックデザインを指す「Super Graphic」と、遊びを意味する「Play」を掛け合わせた造語です。
本展は、アムステルダムを中心に広く知られてきたダッチデザインのイメージとは少し異なる、交易栄える港町の体温を持ったロッテルダムという都市に固有のデザインを紹介します。





