CCGAでは、アメリカ現代美術を代表する作家たちがニューヨークのタイラーグラフィックス版画工房を舞台に生み出したスクリーンプリント作品による展覧会を開催中です。
柔らかい布を版として刷るスクリーンプリント(シルクスクリーン)は、独特の明瞭な色面を得られる、写真製版によって既成のイメージを転写できる、紙以外のさまざまな素材に刷ることができるといったその特徴が、多くの作家たちの創作意欲を刺激してきました。本展はCCGA所蔵のタイラーグラフィックス・アーカイブコレクションから、エルズワース・ケリー、ロイ・リキテンスタイン、フランク・ステラらの手によるスクリーンプリント技法を用いた版画作品を展示し、その魅力をご覧いただきます。
また、商業印刷の分野におけるスクリーンプリントの使用例として、日本のグラフィックデザイナーたちがこの技法を用いて制作したポスター作品も同時に展示します。