“推し”のチェリストがまた一人、トッパンホールに登場！フランスのニコラ・アルトシュテットの、日本での本格的な初リサイタルです。日本では2018年、オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団を率いてハイドン《チェロ協奏曲》を弾き振り、その異才ぶりで鮮烈な印象を残しました。トッパンデビューとなる今回は、アルトシュテットの持ち味と魅力を余すところなく伝えられるバラエティに富んだプログラム。J.S.バッハ《無伴奏チェロ組曲第5番》とガブリエッリの小品で豊かな音色を響かせ、現代作品のアンリ・デュティユーとイェルク・ヴィトマンでは切れ味鋭いアルトシュテットの個性が炸裂し、最後はコダーイの大作《無伴奏チェロ・ソナタ》で壮大に締めくくります。独自のアイディアとニュアンスを楽器に乗せ、作品に新たな息を吹き込む演奏に期待です。今回は作品によって調弦を変えて演奏するのも聴きどころ。気迫の演奏をお楽しみください。