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竹中工務店の季刊誌 [approach 2023 春号]を発行

株式会社竹中工務店

震災バラックから始まった 今和次郎の考現学を特集しています。

春号では、「考現学」の創始者として知られる今和次郎を特集しています。
今 和次郎(1888-1973)は、東京美術学校(現 東京藝術大学美術学部)を卒業後の早稲田大学建築学科在職中、日本の民俗学の創始者 柳田國男(1875-1962)から誘われて全国の民家調査に参加。その調査記録を大正11年(1922)『日本の民家』にまとめ、日本の民家研究の先駆者となりました。関東大震災以降は、復興していく東京の街と人々の生活・風俗などを調査・記録・考察することに注力。銀座や深川などを中心に調査した成果を昭和2年(1927)に紀伊国屋書店新宿本店で「しらべもの(考現学)展覧会」として発表し、大きな評判を呼びました。その研究を人類の古文化を研究する「考古学」に対して「考現学」と名づけ、昭和5年(1930)に『モデルノロヂオ(考現学)』を出版。「考現学」は様々な人に大きな影響を及ぼしました。人々の生活を観察し、暮らしという視点を建築に持ち込んだ価値観は、私たちの生活の中に今も息づいています。

特集では、スケッチや書籍、設計した旧大越娯楽場などを撮りおろしの写真と資料写真で紹介。また、東京大学の藤森照信名誉教授に今和次郎について、江戸東京博物館研究員の米山勇氏に師匠 佐藤功一と弟弟子 佐藤武夫と今和次郎の関わりについてご執筆いただきました。

デジタルブックをweb公開していますので、ぜひご一読ください。
和版 https://www.takenaka.co.jp/enviro/approach
英版 https://www.takenaka.co.jp/takenaka_e/library/pr_magazine


株式会社竹中工務店の「季刊誌 [approach] 本誌およびwebの制作・発行」は、全国各地で行われる、芸術文化を通じて豊かな社会づくりに参加する“企業メセナ”を顕在化し、その社会的意義や存在感を示すことを目的とした企業メセナ活動を認定する制度「This is Mecenat」に認定されています。

詳細ウェブサイトはこちら
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