吹きガラスは、ドロドロに熔けた熱いガラスに息を吹き込み、風船のように膨らませて器を作る技法です。直接手で触れることなく、ガラスの温度や状態を見定めながらスピーディに器を形づくる吹きガラスは、ガラスという素材の性質を活かした、まさにガラスならではの技法といえます。
紀元前1世紀に遡る吹きガラスの登場によって、ガラス容器の生産・流通が大きく変化しただけでなく、ガラスならではの〈かたち〉が開花しました。本展覧会では、そのような吹きガラスならではの表現を生み出した作り手の〈技〉に注目しながら、古今東西の特色ある吹きガラス作品をご覧いただきます。あわせて、現代のガラス作家や研究者とコラボレーションした研究成果をご紹介し、かつての名もなき吹きガラス職人たちの創意工夫に迫ります。
作り手目線で作品を味わいながら、吹きガラスの魅力を再発見していただけますと幸いです。
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吹きガラス 妙なるかたち、技の妙
サントリーホールディングス株式会社/公益財団法人サントリー芸術財団 サントリー美術館
作り手の〈技〉に注目した古今東西の吹きガラス作品を一堂に公開!
■会期:2023年4月22日(土)~6月25日(日)
※作品保護のため、会期中展示替を行います。
■会場:サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
■開館時間:10:00-18:00(金・土は10:00-20:00)
※5月2日(火)~4日(木・祝)は20:00まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
■休館日:火曜日
※5月2日は20:00まで、6月20日は18:00まで開館
■入館料:一般 ¥1,500、大学・高校生 ¥1,000、中学生以下無料