1983(昭和58)年5月29日に開館した上原仏教美術館は、翌年6月から伊豆南部の寺院調査に着手しました。その調査を通じて、伊豆から平安、鎌倉時代の仏像が数多く見出されました。松崎町吉田寺の阿弥陀三尊像、および毘沙門天像は1987(昭和62)年の調査で見出され、その後修理を経て、平成7年に静岡県指定文化財となりました。また、河津平安の仏像展示館の仏像群は、近年の当館調査を通じて、伊豆諸島の火山活動を契機に造像されたとする説が得られています。仏教館で開催する特別展『伊豆仏に出逢う』では上原仏教美術館40周年を記念して、長年の仏像調査を仏像の展示を通じてご紹介します。
また、近代館では『絵画は語る―上原コレクションのストーリー』を開催。大正製薬名誉会長 上原昭二が寄贈した絵画にまつわるストーリーを紹介します。
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上原仏教美術館40周年記念 伊豆仏に出逢う/絵画は語る
大正製薬株式会社
40年に及ぶ仏像調査の成果として、貴重な伊豆仏の数々を展示!絵画コレクションのストーリーも紹介します。
■展覧会名:
上原仏教美術館40周年記念特別展
『伊豆仏に出逢う―上原美術館の40年―』(於:仏教館)/
『絵画は語る―上原コレクションのストーリー』(於:近代館)
■開催場所:
上原美術館(〒413-0715 静岡県下田市宇土金341)
■開催日:
2023年10月7日(土)~2024年1月8日(月・祝)*会期中無休
■開館時間:
9:30-16:30(入館は16:00まで)
■入館料:
大人1,000円/学生500円/高校生以下無料 団体10名以上は10%割引
※上原美術館の詳細ウェブサイトは10/7公開予定。