• フィンセント・ファン・ゴッホ 《アイリス》
    1890年 油彩/キャンヴァス 92.7×73.9cmファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)
    白ユリと並ぶ純潔の象徴として、アイリスは聖母マリアと共に数多く描かれてきました。ゴッホもアルルやサン=レミでアイリスを描いていますが、宗教的な理由よりも、ゴッホ自身が「互いに高め合う全く異なる補色の効果」と手紙に語ったように、黄と紫を対比させる色彩の試みとして描かれたと考えられます。画面右の垂れた花は、伝統的な花の静物画にも見られるものですが、《ひまわり》の構図にも共通しており、色の対比と共に《ひまわり》との関係をうかがわせる作品と言えます。
  • フィンセント・ファン・ゴッホ 《ひまわり》
    1888年 油彩/キャンヴァス 100.5×76.5cmSOMPO美術館
    ゴッホは南フランスのアルルで画家仲間との共同生活を計画し、ポール・ゴーギャンらを招きました。《ひまわり》の連作は1888年8月、ゴーギャンの部屋を飾るために描かれました。出品作品の《ひまわり》は、この時描いた「黄色い背景のひまわり」(ロンドン、ナショナル・ギャラリー蔵)をもとに、1888年11月下旬から12月上旬に描かれたと考えられています。ロンドン版の色彩や構図をそのまま用いた「模写」ですが、筆遣いや色調に微妙な変化を加えています。
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ゴッホと静物画 伝統から革新へ

SOMPOホールディングス株式会社

《ひまわり》、《アイリス》をはじめ25点のゴッホ作品が集結!

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)は何を学び、何を伝えたのか…。
本展覧会は17世紀オランダから20世紀初頭まで、ヨーロッパの静物画の流れの中にゴッホを位置づけ、ゴッホが先人達から何を学び、それをいかに自らの作品に反映させ、さらに次世代の画家たちにどのような影響をあたえたかを探ります。
また本展覧会では「ひまわり」に焦点をあてたコーナーを設け、ゴッホやその他の画家たちによる「ひまわり」を描いた作品を紹介、なぜ彼らがこの主題を描いたかを探ります。

■開催日:2023年10月17日(火)~2024年1月21日(日)
■休館日:月曜日休館(ただし、1月8日は開館)、年末年始(12月28日~1月3日)
■開館時間:10:00-18:00(ただし11月17日(金)と12月8日(金)は20:00まで)
      ※最終入場は閉館30分前まで
■場所:SOMPO美術館(東京・新宿)

■観覧料
日時指定券:一般1,800、大学生1,100円、高校生以下無料
当日券:一般2,000円、大学生1,300円、高校生以下無料
※日時指定券については、SOMPO美術館HPをご覧ください。
 状況によっては、予定より早く販売が終了する可能性があります。
※別途手数料がかかる場合があります。
※当日、美術館窓口で販売する当日券での入場枠も設けておりますが、ご入場までお待ちいただく場合や、入場枠が完売した際はご入場いただけません。
 当日券は、ご購入順に入場時間が設定されます。混雑時はご購入からご入場までに時間がかかる場合があります。

■主催:SOMPO美術館、NHK、NHKプロモーション、日本経済新聞社
■協賛:SOMPOホールディングス
■特別協力:損保ジャパン
■協力:KLMオランダ航空、日本航空
■後援:オランダ王国大使館、J-WAVE、新宿区

詳細ウェブサイトはこちら
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