あまたの外来演奏家が入国の道を閉ざされ、公演中止を余儀なくされていたコロナ禍の日本で、奇跡的ともいえるタイミングで実現した2021年のソロ・リサイタルでは、古今の鍵盤楽器4台をずらりと舞台上にならべ、鮮やかに、軽やかに弾き比べる未曾有のプログラムを披露したアレクサンドル・メルニコフ。ひと癖もふた癖もあるキャラクターながら、真摯に音楽に対峙し、誰にもなしえないオリジリティ溢れる試みを次々と成功させている彼は、音楽に飢えた私たちに大きな喜びを届けてくれました。2023年のリサイタルでは、奇想天外な《幻想交響曲》を核に、色彩豊かに繰り広げられるファンタジックなプログラムで、聴衆を魅了しました。3度目のソロ・リサイタルとなる今回も、飽くなき探求心で音楽の泉を深く深く掘り下げ、得意のプロコフィエフやラフマニノフによるプログラムで、師であるリヒテルへのイマージュを捧げます。いま充実の時を迎える俊英が鍵盤に魔法をかける一夜に、どうぞご期待ください。
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アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
TOPPANホールディングス株式会社/トッパンホール
「閃き」と「センス」を武器に真っ向挑む、師・リヒテルへのオマージュ!
■日時:2024年3月13日(水)19:00開演
■出演:アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
■曲目:
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
シューマン:交響的練習曲 Op.13
プロコフィエフ:束の間の幻影 Op.22
ラフマニノフ:ショパンの主題による変奏曲 Op.22
■会場:トッパンホール
■チケット:7,000円/U-25 3,500円(全席指定)
■特別協賛:鹿島建設株式会社