ggg、本年最後を締めくくる展覧会として、グラフィック・デザイナーの大原大次郎氏が登場します。『大原の文字は「見る」というよりも「聞く」という感覚で接すると見晴らしが良くなる。』と表現するのは、同じ業界で活躍する菊地敦己氏。
文字を聞く、というはどういうことか?
CDジャケットに躍る遊び心溢れる文字や、ポスターの上をモビールのように浮遊する文字など、大原氏の作品は、単に読むという行為にはとどまらない、五感に響くデザインが特徴的といえるでしょう。
音楽関係のお仕事が好きだから、そのような表現が得意となったのか、あるいは、そのような大原氏の才能に音楽関係者が集まってきたのかは不明ですが、大原氏の文字たちは、二次元の平面から飛び出して、ゆったりとした時間が流れる異次元の世界へ、私たちをいざなってくれます。
本展では、大原氏の手からどのようにしてこうした表現が生み出されていくのかに焦点をあて、その制作プロセスを大々的にご紹介します。2023年の締めくくりに、あるいは新しい年の新たな出会いとして、ぜひ、会場にて大原氏の手わざをお楽しみください。
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ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第399回企画展 Daijiro Ohara HAND BOOK
大日本印刷株式会社/公益財団法人DNP文化振興財団
五感で味わう文字(タイポグラフィ)の協奏
■会期 2023年12月11日(月)~2024年1月31日(水)
■会場
ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1
■開館時間 11:00-19:00
■休館日 日曜・祝日 / 入場無料
公益財団法人DNP文化振興財団の「ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)」は、全国各地で行われる、芸術文化を通じて豊かな社会づくりに参加する“企業メセナ”を顕在化し、その社会的意義や存在感を示すことを目的とした企業メセナ活動を認定する制度「This is Mecenat」に認定されています。