いまも身の回りにあふれるフォント。人の感情を乗せる絵筆として、日々私たちのコミュニケーションを支えています。そんなフォントのルーツは欧文活字にあります。かつて文字は「活字」というハンコを使って印刷されていました。活版印刷と呼ばれたその技術は15世紀に確立されたのち、産業革命とともに進化していきます。なかでも欧文活字は数えきれないほどのフォントが量産されました。活字メーカーはパッケージ化したひと揃いの活字を商品として販売し、これを「フォント」と呼びました。
本展では、産業革命によって生み出された欧文活字フォントを宇宙の星々にたとえます。宇宙の星に秩序があるように、無数の活字にも分類があり、それぞれ産業として生まれてきた背景があります。実物の欧文活字や機械、活字メーカーの発行物等から、フォントの重みを体感してください。
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欧文活字の銀河
TOPPANホールディングス株式会社/印刷博物館
今から100年前、機械工業によって生み出された大量の欧文活字を宇宙の星々にたとえ、展示を行います。これまで構築してきたアーカイブデータを活用した解説によって、活字からDNAを引き継ぐ欧文書体デザインを考えます。
■会期
2024年7月20日(土) ~ 9月23日(月・振替休日)
■休館日
毎週月曜日(ただし8月12日、9月16日、9月23日は開館)、8月13日、9月17日
■開館時間
10:00-18:00
■入場料
無料
※印刷博物館展示室(地下)にご入場の際は入場料が必要です
■主催
TOPPANホールディングス株式会社 印刷博物館