9月22日(日)14:00より、「ICC アニュアル 2024 とても近い遠さ」にて新作インスタレーション《新地登記簿》を展示中の青柳菜摘+細井美裕によるアーティスト・トークを開催します。
青柳菜摘と細井美裕は、今回初めてのコラボレーションを行ない、新作インスタレーション《新地登記簿》を制作しました。ふたりは東京湾の人工島(埋立地)で映像と音声の収録を行ない、それを素材として、現在を起点とした、拡張された現在として、過去と未来を透視させる場を作ることを試みています。
イヴェントの模様はICCのYouTubeチャンネルにてライヴ配信を行ないますが、展示のご鑑賞とあわせ、ぜひ会場でもご参加ください。
[青柳菜摘プロフィール]
1990年生まれ。リサーチやフィールドワークを重ねながら、観察、記録、物語をめぐる作者自身の経験を表現することをめざして、その不可能性を記録メディアでいかに表現するかを主題に取り組んでいる。近年の活動に個展「亡船記」(十和田市現代美術館、2022)、オンライン・プロジェクト「TWO PRIVATE ROOMS – 往復朗読」(2020–)、第10回恵比寿映像祭(東京都写真美術館、2018)など。詩集『そだつのをやめる』(thoasa、2022)で第28回中原中也賞受賞。プラクティショナー・コレクティヴであるコ本や honkbooks主宰。
[細井美裕プロフィール]
1993年生まれ。自身の声による多重録音作品のほか、マルチチャンネル音響を用いたサウンド・インスタレーションや屋外インスタレーション、舞台作品など、空間の認識や状況を変容させる音に焦点を当てた作品制作を行なう。これまでにICC無響室、山口情報芸術センター[YCAM]、国際音響学会、長野県立美術館、愛知県芸術劇場、羽田空港、日比谷公園などで発表。