今号の特集は、北海道の空の玄関口 新千歳空港がある千歳市の泉郷地区で、明治時代に北陸地方から伝わり、住民が地域の誇りとして120年以上も継承している伝統芸能の「泉郷獅子舞」を紹介しています。体長5メートルほどの獅子が巨体をくねらせ、飛び跳ね、食らい付こうと迫る姿は圧巻です。1979年10月には千歳市の無形文化財第1号に指定されています。2024年は9月22、23の両日、地元の秋祭りで勇壮な舞が披露されました。1961年に発足した泉郷獅子舞保存会の松原敏幸会長をはじめ会員の皆さんに、これまでの活動の歩みや獅子舞の特徴、魅力などについて話を伺いました。
シリーズ企画は、前号まで紹介していた「北海道のジオパーク」について、構想段階の大雪山カムイミンタラジオパーク構想を取り上げています。大雪山と、その麓に広がる上川盆地には、上川アイヌの文化が息づき、明治期から開拓された街並みが形成されています。旭川市、鷹栖町、東神楽町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、東川町の1市7町と教育・観光・環境保全の関連団体で構成する大雪山カムイミンタラジオパーク構想推進協議会は、日本ジオパーク認定を目指し、地域の自然や大地の歴史を体感するジオ・ツアーを開催するなど各種取り組みを進めています。
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「季刊アイワード」第23号(2024年10月号)を発行
株式会社アイワード
北海道の印刷出版文化情報誌
本誌は北の大地で長く取り組みをされている団体や事がらに光をあてる特集と、「シリーズコーナー」、「ほっかいどうの本」などを柱にして年4回刊行しております。「月刊アイワード」からの通巻は369号となりました。
株式会社アイワードの「北海道の印刷出版文化情報誌『季刊アイワード』の発行」は、全国各地で行われる、芸術文化を通じて豊かな社会づくりに参加する“企業メセナ”を顕在化し、その社会的意義や存在感を示すことを目的とした企業メセナ活動を認定する制度「This is Mecenat」に認定されています。