トリトン・アーツ・ネットワークは、第一生命ホールでの主催公演と同時に、ホール周辺でのコミュニティ活動を2本の柱として活動しており、近隣の小学校・幼稚園、介護施設や病院など、何らかの理由によりホールに足を運べない方の元へ、演奏家と共に音楽をお届けする「アウトリーチ」を年間約40回行っています。
このシンポジウムでは、今までのトリトン・アーツが行ってきたアウトリーチの事例を皆さまにご紹介すると共に、アウトリーチを切り口にして、ホールと音楽が社会に果たすべき役割を、関係者のみなさまとごいっしょに考えます。
《午前の部》では、実際に小学校で行ったアウトリーチのプログラムもご覧いただきます。
《午後の部》では、ファシリテーターと少人数に分かれてのグループディスカッションを行います。
■イベント名:フォーラム「音楽がヒラク未来」音楽の力と民間ホールの役割 「これからのアウトリーチを考える」
■開催日:2020年1月31日(金)
《午前の部》10:20~12:45
会場:第一生命ホール(晴海トリトンスクエア内)
対象:一般
●基調講演:仲道郁代「アウトリーチの意義」
●松原勝也&受講生による小学校でのアウトリーチ実例体験
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番ハ短調Op.18-4より
●事例紹介:トリトンアーツ アウトリーチセミナーとコミュニティ活動
●第一生命保険株式会社DSR推進室 課長 泉菜々子「第一生命ホール、トリトンアーツの意義について」
《午後の部》14:00~17:30
会場:トリトンスクエアX棟会議室(定員60名)
対象:文化施設関係者、アウトリーチ実施先・受入先担当者、音楽家、音楽大学関係者(教員、学生)等の関係者のみ
●講演
・アウトリーチの過去→現在→未来 講師:吉本光宏
・なぜ音楽が社会に必要なのか、カーティス音楽院、ティーチング・アーティストが目指すこと 講師:メアリ・ジャヴィアン (通訳:大島路子)
・音楽活動における社会的便益とは?~文化政策の視点から 講師:垣内恵美子
●グループディスカッション
ファシリテーター: 津村卓(一般財団法人地域創造 プロデューサー)/仲道郁代(ピアニスト)/吉本光宏(ニッセイ基礎研究所 研究理事)/垣内恵美子(政策研究大学院大学 教授)
●パネルディスカッション これからのアウトリーチに向けての提言
津村卓/仲道郁代/吉本光宏/垣内恵美子/田中玲子(トリトンアーツ)
■入場無料(要申込)