本草学から近代植物学への転換に、石版印刷はどのような役割を果たしたのか。自らが石版印刷を手掛けるなどした牧野富太郎の生涯を通じて、印刷の価値を再考する。
また、石版印刷を行う上で、新たに登場した画工という職能に従事した人々の業績に光を当てる。牧野と同時代の学者にとって、画工は自らの研究を行う上で欠くことのできない存在であった。
印刷によって可能になった複製図版が、新たな学問を築く礎となった姿を明らかにする。
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第5回印刷文化学会議 「彫るから描くへ 石版印刷がひらいた植物学の世界」
東京大学 情報学環・福武ホール 地下2階 福武ラーニングシアター/オンライン同時配信
TOPPANホールディングス株式会社/印刷博物館
近代植物学とその発展を支えた石版印刷について、講演とパネルディスカッションを開催します。
■開催概要:
<第一部>
「石版印刷とは」
印刷博物館によるミニレクチャー
発表講演
「真の日本植物誌を目指して――牧野富太郎の印刷への執念」
藤川和美(高知県立牧野植物園 主任研究員)
「植物学者と画工」
藏田愛子(東京大学大学院人文社会系研究科助教)
<第二部 パネルディスカッション>
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■開催日時:
2025年2月8日(土)13:00-16:00
■会場:
東京大学 情報学環・福武ホール 地下2階 福武ラーニングシアター/オンライン同時配信
■定員:
会場参加 100名(先着順、事前申込制)
■参加費:
無料
■主催:
TOPPANホールディングス株式会社 印刷博物館
TOPPANホールディングス株式会社の「印刷博物館における教育活動への取り組み」は、全国各地で行われる、芸術文化を通じて豊かな社会づくりに参加する“企業メセナ”を顕在化し、その社会的意義や存在感を示すことを目的とした企業メセナ活動を認定する制度「This is Mecenat」に認定されています。