三菱一号館美術館の所蔵する幕末から昭和にいたる時期の浮世絵や新版画などは、三菱地所が資料として収集してきたものです。これらの作品は幅広い主題を網羅したというより、特定の領域に興味が絞られています。すなわち近代における丸の内周辺の景観の変遷です。この場所の主人公が江戸幕府から明治政府へと交代したことで、その居城であった江戸城をはじめとして周囲は大きく変化を蒙ることになりました。丸の内には官庁街や練兵場が置かれ、次いで三菱へと払い下げられます。霞ヶ関、日比谷や銀座といった場所も文明開化のあおりを受け変化していきました。そのような姿の反映された当時の版画で街の散策を楽しみながら、近代における都市の変貌を味わっていただきたいと思います。
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江戸から東京へ―浮世絵・近代版画にみる
三菱地所株式会社/三菱一号館美術館
三菱一号館美術館(東京・丸の内)にて、2025年2月15日~5月11日に開催します。
■会期
2025年2月15日(土)~ 5月11日(日)
前期:2月15日(土)~ 4月6日(日)
後期:4月8日(火)~ 5月11日(日)
*前期・後期で作品が入れ替わります
■会場
三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
■休館日
月曜日
但し[トークフリーデー: 2月24日、3月31日、4月28日]、5月5日は開館
■開館時間
10:00-18:00
祝日を除く金曜日と会期最終週平日、第2水曜日、4月5日は20:00まで
*入館は閉館の30分前まで
■観覧料金
小企画展の観覧料は、企画展「異端の奇才――ビアズリー」に含まれます」
*小企画展のみの入場はできません
■主催
三菱一号館美術館