明治期に始まる西洋音楽受容から、現在に至るまで日本ならではの新しい創作は脈々と続き、日本音楽の世界は豊かに広がっています。当公演はそのような明治・大正・昭和の日本音楽に響き合う和と洋の音の世界を巡り、近現代ニッポン音楽の歩みを聴く一夜です。
大正から昭和にかけて、西洋音楽の急激な受容に伴って、折衷時期にあった日本音楽では、社会階層や職業にとらわれない新しいジャンルが生まれました。この流れを、尺八音楽、大和楽、オークラウロ、戦後の太棹三味線作品で辿ります。
後半では、紀尾井ホール室内管弦楽団が初めて和楽器と共演。和楽器とオーケストラによる日本で最初の協奏曲として現在では音源のみが残る町田嘉章「三味線協奏曲」を復元し蘇らせます。さらに、箏曲で初めての協奏曲「越天楽変奏曲」とともに、尺八の新しい地平を拓いた「尺八とオーケストラのための協奏曲」を、和洋最高峰の演奏者たちの妙技でお楽しみいただきます。
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響き合う和と洋 和楽器と紀尾井ホール室内管弦楽団 近現代ニッポン音楽の歩みを聴く
日本音楽の新たな可能性を拓いた作曲家たち その源流をさぐり、いまに至る”ニッポン”音楽を聴く一夜
■日時
2025年5月8日(木) 18:30開演
■会場
紀尾井ホール (東京都千代田区紀尾井町6番5号)
■曲目
【第一部】
中尾都山「春の光」
尺八 野村峰山、友常毘山、中島孔山
萩原朔山、瀧北榮山、櫻井咲山
大迫晴山、奥田愛山、野村云山
大倉聴松 大和楽「田植」
唄 大和左京、大和久悠、大和三千壽、大和久萌
三味線 大和櫻笙、大和久喜子、大和華笙、(低音)大和久貴
囃子 藤舎千穂、望月太津之/鳳聲晴久
中能島欣一「千鳥の曲を主題とせる三絃曲」
オークラウロ 志村禅保
三味線 上原真佐輝
杵屋正邦「太棹のためのコンポジション第一章」
三味線 鶴澤三寿々
【第二部】
指揮 阪哲朗
管弦楽 紀尾井ホール室内管弦楽団
町田嘉章「三味線協奏曲第1番」 採譜:萩森英明
三味線 杵屋勝十朗
宮城道雄「越天楽変奏曲~箏と管弦楽の協奏曲」
箏 安藤政輝
廣瀬量平「尺八とオーケストラのための協奏曲」
尺八 野村峰山
監修 徳丸吉彦
協力 長唄佐門会家元・七代目 杵屋佐吉
■チケット料金(税込)
全席指定
S席 6,000円
A席 4,000円
U29A席 2,000円
・発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。
・U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする優待料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
・会場販売の当日券は、各券種+500円となります(各種割引の適用外)。
※曲目・曲順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※不測の事態で公演中止となる可能性がございます。その場合は紀尾井ホールサイトにてお知らせいたします。
やむを得ない事情により公演中止となる場合には、チケットご購入者に券面表示金額にて払戻しいたします。
公演中止以外での払戻しはいたしません。予めご了承ください。
■発売
2025年2月6日(木)正午
■お取扱い
紀尾井ホールウェブチケット
チケットぴあ、イープラス、CNプレイガイド
■お問合せ
紀尾井ホールウェブチケットお問合せフォームをご利用ください。