「美術館で、過ごす時間」は、2020年から始まった資生堂アートハウスの館蔵品展です。
アートハウスのコレクションからその都度テーマを設け、日本画や油彩画などの絵画はもとより、さまざまな分野の伝統工芸やヴィンテージ香水瓶に至るまで、優れた美術品や生活工芸をくつろいだ空間で楽しめる展覧会として親しまれています。
本年は会期を前期と後期に分け、伝統工芸、日本画、油彩画の展覧会を開催いたします。
2025年は資生堂が主催した工芸美術のグループ展、「現代工藝展」(1975-1995)が始まって50年、終了して30年の記念の年にあたることから、この展覧会の軌跡を辿ります。前期展では1975年から1984年、後期展では1985年から1995年にかけて発表された作品の中から秀作を選りすぐり、前期、後期あわせておよそ120点を展覧します。
また、前期展では日本画家の奥村土牛や髙山辰雄、上村松篁。後期展では洋画家の岡 鹿之助、脇田 和、牛島憲之ら戦後画壇を率いた作家の作品を一堂に会します。これらの作家はアートハウスのコレクションを象徴する存在であり、資生堂が主催した「第三次椿会」の主要メンバーでもありました。
アートハウスの清雅な空間の中で、気品に満ちた工芸品や絵画を楽しんでいただく、またとない機会となります。皆さまのご来館をお待ちしております。
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美術館で、過ごす時間 2025 前期
株式会社 資生堂/資生堂アートハウス
春の日本画名品展 /「現代工藝展」1975-1995の軌跡 第一部
■会期:2025年3月6日(木)~ 6月7日(土)
■休館日:日・月・火・水曜日(祝日の場合も休館)
■開館時間:10:00-16:30(入館は16:00まで)
■会場:資生堂アートハウス
〒436-0025 静岡県掛川市下俣751-1
(Tel:0537-23-6122)
※後期展は2025年9月4日(木)~ 11月29日(土)に開催いたします
株式会社資生堂の「資生堂アートハウスの企画・運営」は、全国各地で行われる、芸術文化を通じて豊かな社会づくりに参加する“企業メセナ”を顕在化し、その社会的意義や存在感を示すことを目的とした企業メセナ活動を認定する制度「This is Mecenat」に認定されています。