当館の鹿革工芸品では燻の技法を用いた縦縞の資料が多く遺されています。鹿革を貼った筒状の太鼓に糸を巻き、藁などの煙で燻します。糸を取り去ると防染された部分は白く残り、縞の模様が表れます。糸の配置や燻す回数などによって技巧を凝らした様々な縞が生み出されました。
今回は古典資料から創作模様まで様々な縞模様を陳列しています。多様な縞の構成をお楽しみください。
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印傳の模様ー縞ー
株式会社印傳屋上原勇七/印傳博物館
江戸時代に流行した粋な縞模様
■会期 2025年6月21日(土)~9月7日(日)
■開催場所 印傳博物館(山梨県甲府市中央3-11-15 印傳屋本店2階)
■開館時間 10:00-17:00
■入館料 大人200円 小・中学生100円(7/19~8/31小・中学生無料)
株式会社印傳屋上原勇七の「印傳博物館の運営」は、全国各地で行われる、芸術文化を通じて豊かな社会づくりに参加する“企業メセナ”を顕在化し、その社会的意義や存在感を示すことを目的とした企業メセナ活動を認定する制度「This is Mecenat」に認定されています。