ICC 2024年度企画展「evala 現われる場 消滅する像」[会期:2024年12月14日—2025年3月9日]のために、音楽家、サウンド・アーティストであるevalaが制作した新作インスタレーション《ebb tide》が、アルス・エレクトロニカ賞 2025 「冨田勲特別賞(Isao Tomita Special Prize)」を受賞しました。
アルス・エレクトロニカ賞(Prix Ars Electronica)とは、世界で最も伝統と権威のあるメディア・アートのコンペティションです。
冨田勲特別賞は、2016年に逝去した作曲家 冨田勲のクリエイティヴ・スピリットを記念して、冨田勲研究会(TOMITA information Hub)とアルス・エレクトロニカが共同で授与する賞で、2021年に開始されました。デジタル・ミュージックとサウンド・アート分野において、芸術的、技術的な挑戦を続け、革新的かつ独自の音楽で人々を刺激する作品とアーティストに贈られます。
本賞は、アルス・エレクトロニカ賞における「デジタル・ミュージック&サウンド・アート」部門の応募作品の中から選出され、evalaは3組目の、日本人として初めての受賞者となります。
この受賞を記念し、ICCでは、evalaがICC無響室のために制作した《大きな耳をもったキツネ》《Our Muse》を、8月8日(金)から9月15日(月・祝)まで再展示します。