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京都dddギャラリー第248回企画展 フェリックス・ベルトラン コネクション ―ハバナ ニューヨーク 大阪 メキシコ マドリード 京都―

大日本印刷株式会社/公益財団法人DNP文化振興財団

キューバ生まれのデザイナー、ベルトランについて知る機会に!

1938年にキューバで生まれたグラフィックデザイナー、フェリックス・ベルトランは、1956年から1962年にかけてミッドセンチュリー・モダニズム時代のアメリカに留学し、さまざまな芸術運動の影響を受けました。キューバに帰国後の20年間、キューバ革命後の最も人気のあるグラフィックデザイナーの一人として活躍しました。その後メキシコに移住し、コーポレートデザインの分野や大学の仕事を通じて、2022年に亡くなるまでデザイン文化に貢献しました。

本展キュレーターのソニア・ディアスとガブリエル・マルティネスによる17年に及ぶイベロアメリカ(スペイン語やポルトガル語が使われる中南米諸国を主とする地域)のグラフィックデザイン研究を経て、2022年にマドリードで「フェリックス・ベルトラン:ヴィジュアル・インテリジェンス」展が開催されました。本展では二人の研究の成果とあわせて、DNP文化振興財団が所蔵するアーカイブから、日本を代表するグラフィックデザイナー 福田繁雄とベルトランとの交流を示す資料も紹介します。ベルトランは1970年32歳の時、大阪万博キューバ・パビリオンの壁面デザインを担当し、来日しています。また福田はキューバのハバナで1970年に開催された国際芸術会議に招待され、3週間あまりキューバに滞在し、その際ベルトランとも対面しました。2人の交流はそこから30年以上にわたり続くことになりました。またテレサ・カマチョ氏所蔵の貴重な資料も初公開されます。本展が、彼の業績やとイベロアメリカ・デザインの歴史を知る機会になれば幸いです。

■会期
2025年8月29日(金)~10月29日(水)

■会場
京都dddギャラリー
京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F

■開館時間
火曜日~金曜日:11:00-19:00、土日祝:11:00-18:00

■休館日
月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)

■入場無料


公益財団法人DNP文化振興財団の「京都dddギャラリーにおける展示事業」は、全国各地で行われる、芸術文化を通じて豊かな社会づくりに参加する“企業メセナ”を顕在化し、その社会的意義や存在感を示すことを目的とした企業メセナ活動を認定する制度「This is Mecenat」に認定されています。

詳細ウェブサイトはこちら
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