第一生命は、次世代支援の一環として、現代美術の展覧会「VOCA(ヴォーカ)展*」の受賞作品の一部を所蔵し、第一生命ギャラリー/ロビーで公開しております。また、年に数回、VOCA展受賞作家の個展を開催し、作家の方には発表の場を、一般のお客さまには現代アート鑑賞の場を提供しています。
今回は「VOCA展2025」VOCA奨励賞受賞 諫山 元貴(いさやま げんき)さんの個展を開催します。
*The Vision of Contemporary Art 現代美術の展望-新しい平面の作家たち
~開催概要~
クローン羊ドリーを起点に、複製と崩壊、生命の物象化、合理化される現代社会を考察し、リアルとバーチャルを往還しながら「在ること」の意味を問い直します。
~作家コメント~
1996年7月5日、クローン羊ドリーがスコットランドのロスリン研究所で誕生してから、今年で30周年を迎える。
当時、私は手塚治虫の『火の鳥―生命編』(1980年)を読んでいた。この作品はクローン人間を主題のひとつとして扱っている。今でも、いや、今だからこそ、そこに描かれた人間の「モノ化」―人間が mono として、あるいはひとつの Object として扱われること―に、トラウマのような恐怖を覚える。
ドリーの誕生をめぐっては、それを生み出した、あるいは生み出そうとする技術に対して、何らかの倫理が求められると考えている。しかし、生まれてきた存在そのものに罪はない。
だからこそ、ドリーには素直に「おめでとう」と言いたい。





