2016年、リゲティの《エチュード》全曲演奏で衝撃的なトッパンホールデビューを飾り、以降ピアノ界に独自の存在感と足跡を刻んでいるトーマス・ヘル。今回は、ベートーヴェン生誕250年にちなみ、《ディアベリ変奏曲》をメインとしたプログラムをお届けします。《ディアベリ》の前には、ベートーヴェンのピアノ・ソナタOp.109に深い影響を受けた矢代秋雄、《第九》の歌詞がそのままタイトルになっている権代敦彦、ハ長調の《ディアベリ》が持つ“白の世界”との対比として置かれたヤナーチェクの作品を披露。ヘルの知性と感性が相俟って生み出された、緻密でおしゃれなプログラムをお楽しみください。
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