日本においてもコロナ禍がいよいよ深刻化してきた頃、1冊の本、『いきることば つむぐいのち』が芸術新聞社より刊行されました。長年の創作活動のなかから生まれた、グラフィックデザイナー、永井一正氏の“言霊”と“いきものたち”から紡がれた本書は、まさにこの状況と共鳴し、心にしみるものでした。
10月9日より、gggでは、この本の豊かな世界観を展覧会というかたちで、立体的に展開することを試みます。会場1階には、本書のなかから厳選したいきものたちの絵と言葉にじっくり向き合える空間が出現します。また、地下会場では、1980年代後半から現在まで、永井氏が生きるということに真摯に向き合い、制作し続けているLIFEシリーズを中心とした傑作ポスターを、大画面にてダイナミックにご紹介します。
今までの価値観を見直し、共生の時代を生きるエールとして、ご覧いただけましたら幸いです。
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ギンザ・グラフィック・ギャラリー第380回企画展 いきることば つむぐいのち 永井一正の絵と言葉の世界
大日本印刷株式会社/公益財団法人DNP文化振興財団
御年91歳のグラフィックデザイナーが描く、命の森
■会場 ギンザ・グラフィック・ギャラリー
〒104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1
TEL:03-3571-5206 / FAX:03-3289-1389
■会期 2020年10月9日(金)~11月21日(土)
11:00~19:00
休館日 日曜・祝日 / 入場無料