2017年12月の〈ランチタイムコンサート〉で豊かな表現をみせたチェロの岡本侑也は、それ以来、出演回数を重ねるたびに成長が著しく、トッパンホールも自信を持ってご紹介できる若手チェリストです。音楽に対する強い意志を持ち、常に研究熱心なその姿は、デビュー以来変わらず、超絶技巧が伴う難曲にも果敢に挑戦しながら説得力のある音楽表現を私たちに見せてくれました。そんな彼が挑む今回の無伴奏リサイタルは、J.S.バッハから現代音楽までジャンルや時代も異なる作品を幅広くセレクト。一般的な無伴奏チェロリサイタルとは一味も二味も違う、岡本自身の魅力や楽器そのものの可能性も十分に引き出せるプログラムに、ぜひご注目ください。