およそ十数年にわたり、トッパンホールと並走しつつ、自身のキャリアを形成してきたティル・フェルナー。前回(2018年7月)は、手の故障から復帰し、プログラムを一部変更して挑んだ公演でした。今回のプログラムも、彼の手への負担を考慮し、当初構想していたシューベルト最後の3つのソナタとはなりませんでしたが、2曲のソナタにシェーンベルクが加わるという、ウィーンのピアニストらしいプログラムになりました。作品、作曲家、自身そして聴衆に、どこまでも誠実であろうとする、現代という時代にあって稀有な存在といえるフェルナー。今回も貴重なひとときとなるでしょう。
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ティル・フェルナー(ピアノ)
凸版印刷株式会社/トッパンホール
確固たる信念で真摯に描くシューベルト最晩年のソナタ
■公演名:ティル・フェルナー(ピアノ)
■会期:2019年10月15日(火) 19:00開演
■会場:トッパンホール
■曲目:
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959
シェーンベルク:3つのピアノ曲 Op.11
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
■出演:
ティル・フェルナー(ピアノ)
■チケット:〔全席指定〕6,000円/学生3,000円
■主催:トッパンホール
■特別協賛:清水建設株式会社