ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場など、世界の名だたる歌劇場で活躍、“漆黒のダイヤモンド”とも称されるバス歌手、ルネ・パーペが11年ぶりにトッパンホールに帰ってきます。前回は、シューベルト、シューマンなどのドイツリートと、ロシア歌曲の傑作、ムソルグスキー《死の歌と踊り》で圧巻の名唱を聴かせてくれました。今回はクィルター、ドヴォルジャーク、ラヴェルという、新たな境地を窺わせるプログラムに続き、大曲マーラー《リュッケルトの詩による5つの歌曲》でプログラムを締めます。前回に続いて、日本唯一のリサイタル公演です。世界で最もカリスマ的なバス歌手、パーペの圧倒的なオーラと歌唱を、ぜひ間近でお楽しみください。