マインツ・インパルス(Mainzer Impuls)とは、失われつつある活版印刷文化の保存をめざし、賛同者を募る声明のことです。2020年、マインツ(ドイツ)にあるグーテンベルク博物館が中心となり、発表されました。
15世紀、グーテンベルクによる活版印刷術の登場によって情報革命がもたらされ、私たちのコミュニケーションは劇的に変化を遂げました。印刷以上に世界を変えた発明は、他に類を見ないといっても過言ではありません。
デジタルメディアの進展によって、活版印刷の文化・技術は、急速に失われつつあります。マインツ市、ならびにグーテンベルク博物館は、これらの重要な技術が間もなく失われることに注意を喚起するために、マインツ・インパルスを発表しました。当館はこの宣言に深く共感するとともに、日本でも本活動を推進するため、「マインツ・インパルス」展を開催します。本展では、西洋式活版印刷の発明にグーテンベルクが果たした功績や、活動の主催者である「グーテンベルク博物館」を紹介します。
■会場:印刷博物館 地下1階プロローグ(東京都文京区水道1丁目3番3号トッパン小石川本社ビル)
■会期:2022年4月19日(火)~7月24日(日)
■休館日:毎週月曜日(ただし7月18日は開館)、7月19日(火)
■開館時間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
■入場料:一般400円、学生200円、高校生100円、中学生以下無料
※20名以上の団体は各50円引き
※70歳以上の方は無料
※障がい者手帳等をお持ちの方、および付き添いの方は無料
※上記入場料で常設展もご覧いただけます。
事前予約の際は「常設展」をお選びください。
■共催:凸版印刷株式会社 印刷博物館/グーテンベルク博物館