2016年、リゲティの《エチュード》全曲演奏で衝撃的なトッパンホールデビューを飾り、以降ピアノ界に独自の存在感と足跡を刻んでいるトーマス・ヘル。コロナ禍で二度の延期を経て、ようやく8月に実現できることとなりました。プログラムは一部変更し、ベートーヴェンと変奏曲にまつわる曲が揃いました。ベートーヴェン《ディアベリ変奏曲》をメインに、前半はハイドンの変奏曲、ベートーヴェン《ピアノ・ソナタ第30番 Op.109》に深い影響を受けた矢代秋雄の《ピアノ・ソナタ》、そして《第九》の歌詞をそのままタイトルに冠した権代敦彦の作品を披露します。日本文学や文化、日本人の作曲家に強い関心を持つヘル。彼の知性と感性が相まった、緻密でお洒落なプログラムをお楽しみください。
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〈異才たちのピアニズム 8〉トーマス・ヘル(ピアノ)
凸版印刷株式会社/トッパンホール
呼応する変奏曲―才人トーマス・ヘルが結ぶ、楽聖と3人の作曲家
■日時:2022年8月19日(金) 19:00開演
■出演:トーマス・ヘル(ピアノ)
■曲目:
ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII-6
権代敦彦:Diesen Kuß der ganzen Welt(2011)
矢代秋雄:ピアノ・ソナタ(1961)
ベートーヴェン:ディアベリの主題による33の変奏曲 ハ長調 Op.120
■会場:トッパンホール
■チケット:5,000円/学生2,500円(全席指定)
■主催:トッパンホール
■特別協賛:株式会社 安藤・間