ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけた公募展、第25回グラフィック「1_WALL」展を開催します。グラフィック部門としては、本展が最後の「1_WALL」展となります。
ポートフォリオ審査による一次審査と、一対一で審査員と対話をする二次審査を通過したファイナリスト5名が、一人一壁面を使って作品を発表するグループ展です。会期中の7月14日(木)には、一般見学者にも公開される最終審査会を開催します。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、審査員による議論を経て、グランプリが決定します。グランプリ受賞者には、1年後の個展開催の権利と、個展制作費30万円が贈られます。
日常の何気ない風景の中から心の機微をすくい取り、色を染み込ませた布やコラージュなどで雪を描く池田洸太。防犯カメラに記録されるリアルでプライベートな瞬間を映像作品にした趙文欣。アクリル絵の具、スプレー、木炭、アルミテープを使い、生命力あふれる作品を描き出すタツルハタヤマ。母との関係性をもとに、他者/社会との在り方を果物に置き換えた絵画作品を制作する儲靚雯。絵画と鑑賞者との関係を探るために、膠、アクリル絵の具、鉛筆を用いてインスタレーションを展開する平松可南子。今回の「1_WALL」展は、以上5名によるグループ展です。