• Composite Scenery 370
    2022 / 100×110cm / panel, graphite, gouache
    3つの変形パネルを1つにつなぎ合わせて構成されたドローイング作品。画面中の物理的なラインとその鏡面に映りこむ空間や鑑賞者そのものが図像となり、常に像を変化させる。実際に見ると、映りこむ色や動きが鉛筆によるドローイングの線と交錯して見える。
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関根 直子展 ”複合風景- Composite Scenery”

第一生命保険株式会社

「VOCA展2008」府中市美術館賞受賞作家 関根 直子さんの個展を開催

第一生命は、企業メセナ活動の一環として、現代美術の展覧会「VOCA(ヴォーカ)展*」の受賞作品の一部を所蔵し、第一生命ギャラリー/ロビーで公開しております。また、年に数回、VOCA展受賞作家の個展を開催し、作家の方には発表の場を、一般のお客さまには現代アート鑑賞の場を提供しています。
今回は「VOCA展2008」府中市美術館賞受賞作家 関根 直子さんの個展を開催します。
*The Vision of Contemporary Art 現代美術の展望-新しい平面の作家たちー

“ある1つの状態が複合的に構成される”という考えからイメージされるドローイング作品を中心にした展覧会。物質的に思考し、感覚に訴える作品。

現代の風景は、ほぼ人工的な物たちによって構成されています。それらがどこからやってきて、またそれが出現する瞬間はどこにあるのか。人が作り出す風景は、常に始めは“イメージ”として誰かの内に存在し、外に具現化されてゆく。そう考えた時、“風景は外にあるものであると同時に内的な感覚を孕んでいるもの”として私は感じるようになりました。そして、建築、もしくは建築的な感覚によってデザインされてゆく都市の風景は、その最初の出現を“白い紙の上に黒で引かれた線”によって立ち上がってくるのだと認識し、私にとっての”ドローイング”が始まったのだと思います。そして私が考える風景とは、単なる目の前の広がりではなく、人の意識を含みながら、思考し、私たちに作用する場であるということです。

■会  期:2022年11月10日(木)~12月1日(木)
■開廊時間:12:00-17:00
■休 館 日 :土・日・祝日
■入 場 料 :無料
■会  場:第一生命ギャラリー(東京都千代田区有楽町1-13-1 第一生命日比谷ファースト1階)

詳細ウェブサイトはこちら
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